Online Education

さて、コラム「オンライン教育コンテンツってなぁに?」では、オンライン教育コンテンツ(以下:OER)とは、基本的に誰であっても無償で自由にアクセス・利用できる形式で提供されていることを紹介しました。

しかし、急に「誰でも自由に使っていいよ」と言われても……。
「見てみたいけど、どんなふうに使ったらいいのか、ピンと来ない」という方に向けて、このコラムでは、OERの具体的な使用方法を紹介します

後半では、東大発のOER「UTokyo Online Education」へのアクセスのしかたなどを詳しく説明します!

(※OERとそれを取り巻く環境は社会情勢や技術とともに変容を続けており、特に、提供元の方針・プラットフォームやサービスの形態・Webサイトのビジュアルなどは、コラム執筆時と異なっている可能性があります。必要に応じて最新情報をご確認ください。)

OERを利用するメリットとは?

OERを取り入れた学習にはメリットがいっぱいです!
どんな点が優れているのでしょうか?

1. ほとんど無料!

OERの「O」は、「Open」の頭文字です。
その名の通り、オープンアクセスの資料は、一般にインターネット上で無償で提供されています。
閲覧する費用が掛かりません。

2. アクセスしやすい

インターネット環境さえ整っていれば、ご自身が持っているデバイス(パソコン・タブレット・スマートフォンなど)から検索して、気軽にアクセスすることができます。

皆さんは、スマートフォンでYouTubeの動画を見たり、パソコンでラジオ講座や教育テレビのアーカイブをご覧になったことはあるでしょうか。
OERの講義動画は、それらと同じような感覚で視聴できます。

3. 自分のペースで勉強できる

OERでの自主学習は、学校や塾などのカリキュラムが準備されている学習と違い、誰かから指図されて行うものではありません。
自分の興味関心に従って、自分のペースで自由に学習することができます。

学習スタイルは、あなたの自由。
しっかり机に向かい、まとまった時間を取って学習することもできます。
通勤・通学の移動時間や隙間時間に少しずつ進めることもできます。

どんな人が、どんな使い方をできる

実際にOCW(Open Course Ware)やMOOC(Massive Open Online Courses)などには、どんな人に、どのような使い道があるか、具体的な例をいくつか挙げます。
ご自身のケースに当てはまる方法・実践できそうな方法などを取り入れてみてください。

受験・進学の参考に

受験生のみなさんは、進学先を検討するとき、どうしていらっしゃるでしょうか。

現在所属している学校・学習塾で進路指導を受けたり。
各大学が発行するパンフレットを参考にしたり。
または、オープンキャンパスに参加したりするのが一般的ですね。

実は、東大TV、OCWやMOOCを見るのもおすすめですよ!

もしも、みなさんが実際にオープンキャンパスに訪れるとしたら。
教室の人数制限もありますし、同じ時間帯にいくつもの模擬講義や説明会が開催されていますから、1日中キャンパスに滞在していても、「全ての」授業を見ることは難しいでしょう。
また、遠方に住んでいて、実際に行くのが難しいという人もいるでしょう。
そんなとき、東大TVのようなプラットフォームでオープンキャンパスの動画が公開されていたら、ぜひ、見逃した模擬講義や説明会を視聴しましょう!

また、OCW(Open Course Ware)では、その大学に所属している学生が実際に受けた講義が公開されています。
「どんな学問分野があるのかな」
「どんな先生がいるのかな」
「中学や高校の授業との雰囲気の違いは?」
「ついていけそうかな」

パンフレットやシラバスだけでは分からない教室の雰囲気をつかむことができるでしょう。

また、オープンキャンパスで授業を受けて「もっとこの先生の授業を受けてみたい」と思った先生や、「この分野について詳しく知りたい」と思った分野の動画を、OCWで探すのも良いでしょう。

マサチューセッツ工科大学(MIT)では、学生にアンケートを取ると、入学前にOCWを視聴して進路選択の参考にしたという人の割合がとても高かったようです。

履修・進路の検討に

OCWは、既にその大学に所属している学生にとっても役立つものです。
今後履修する授業や、進む分野を検討する材料として役立ちます。

大学によっては、入学時に決まった所属がなく、途中からそれぞれの専門分野に進むカリキュラムを取り入れている大学があります。
1・2年次のうちに興味のある分野や関心がある先生の授業を見て、希望する進学先の雰囲気をつかんでおくと良いでしょう。

また、大学院の授業が公開されている場合、大学院進学の際の検討材料になるでしょう。

実際に、当オフィスの学生サポーターで、「UTokyo OCWで見た講義動画を参考に、憧れの先生のゼミに入った」という人がいました。

予習・復習に

多くの場合、大学では同タイトルのコースや類似した内容のコースが、毎年度くり返し開講されています。
履修予定のコースを事前に確認しておいたり、過去に受けた講義を繰り返し視聴したり。
予習・復習に利用することで、より授業への理解が深まります。

生涯学習・趣味の学び・学びの補足に

現在、特定の教育機関に所属していない方(所属する機会がなかった人、あるいは既に卒業している人など)で、独自に学習を進めたいと思っている場合、OERは自分の好きなタイミングで簡単に始めることができるので、とてもおすすめです!

そして、すでに大学・大学院など特定の教育機関に所属している人にも。
履修している科目とは別に学びたいことがある場合、OERが役立つかもしれません。
学習している範囲の補強を行ったり、専攻と関係なく興味のある分野を開拓したり。

具体的には、次のような例が考えられます。

  • 「履修はできないが興味がある」という講義の動画を視聴する。
  • 自分の専門に隣接した分野のコースを試聴する。
  • 文系で大学に入学したが、入学後に理系の専攻に進むことになったため、苦手な数学の補習として、数学の授業の動画を視聴する。
  • 業務でWebページの作成をすることになったため、Webデザインのコースを視聴する。
  • 時代小説を読むことが趣味なので、最新の日本史や国文学の講義を参考にして、より読書を楽しめるようにする。

実際に、UTokyo OCWで「だいふくちゃん通信」を書いた学生サポーターのみなさんから、
「まだまだ知らない講義がたくさんあって勉強になった」
「卒業前に取るチャンスがない講義を見る機会になって良かった」
といった声をいただいています。

語学学習に

母国語でない言語で開講されている講義の動画を、言語の学習の教材として役立てることができます。

例えば、英語で開講された授業の動画を視聴して、入試・検定試験の対策として、英語のリスニング力を強化するという使い方をしている人もいます。

自身の研究分野の授業を英語で理解して英語で論文を執筆したり、国際的な場で発表やディスカッションに参加したりする際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

レポート・プレゼン資料で引用できる

OERは、一定の条件下において再利用が可能です。
つまり、自分のレポートやプレゼン資料においてOERを引用することができます。

ご自身の授業の教材に

先生方は、ご自身の授業の教材の一部として利用することができます。

実際に、とある先生や学生さんから、下記のように使用されたという話を聞きました。

  • 「OCWで、このコースのこの回の動画を見て、レポートを書いてください」という宿題を出す。
  • OCWで、昨年開講したコースの動画を視聴する宿題を出し、次の回では動画の内容について議論をする、または詳しく説明を加えるといった反転授業(Flipped-Classroom)の形式を取る。
  • 授業の中で動画を再生して一部を見せたり、画像やデータをスライド上で引用したりする。

教員が自分の教材をOERにする

ご自身の講義を公式に記録として残すことができます。
講義を振り返る材料としたり、自己紹介やキャリア紹介に業績として記載することができます。

OERを利用する際の注意点

OERというのは、必ずしも動画とセットというわけではありません。

元来、OCWはシラバス・講義資料・講義ノートなどを公開することを主目的として始まりました。
現在では、多くの場合、OCWの主要なコンテンツとして動画が付いていますが、資料のみが掲載されているページも多く存在します。

利用条件に注意しましょう

OERをご自身の教材やプレゼンテーションに引用したい人は、ご注意ください。

OERは、「パブリックドメイン」に属しているか、もしくは「オープンライセンス」のもとで公開されています。
オープンライセンスには、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが多く用いられます。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにはいくつかの段階があり、その素材に付与されているライセンスの種類によって許される利用方法の範囲が異なります。
引用や再配布に際して、出典情報の記載など、個別によく確認しましょう。

  ☞パブリック・ドメイン, クリイティブコモンズとは?|utelecon

東京大学のOERを見てみよう!

さて、具体的なイメージがつかめたところで、実際に東京大学が提供するOERのWebサイトにアクセスしてみましょう!

この記事を見ながら、ぜひ、ご自分で実際にWebサイトを操作して、OERコンテンツの探索を楽しんでください。

UTokyo OCW

まずは、OCWについて詳しく紹介します。
下記のリンクをクリックするか、Web上で「UTokyo OCW」で検索してください。

  UTokyo OCW:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/

UTokyo OCWのマスコット「だいふくちゃん」です

ヘッダーメニュー「講義を探す」から、絞り込みの方法を選ぶことができます。

進学先を検討している方には、「学部・大学院から探す/分野から探す」を選択することをおすすめします。
学部や専攻ごとに検索することができます。

オープンキャンパスで授業を受けたり、OCWで講義動画を見て、「もっとこの先生の授業を見てみたい」と思ったら、「講師から探す」を利用すると良いでしょう。
教員名をクリックすると、その先生が担当した授業の一覧が開きます。
ただし、お探しの教員名のボタンが存在しない場合、またはページ内検索でヒットしない場合は、UTokyo OCWでは未収録です。
ご了承ください。また、既に離任・退職している方も含まれていますので、進学先を検討する際にはよくご確認ください。

受講する授業の検討や予復習に役立てたい場合は、「コース一覧から探す」を見ましょう。
( 学期を通して開講される複数回の授業の連なりをコースと呼びます。)

トップページには、

  • 多くアクセスがあった講義
  • 新着講義
  • 検索数の多いキーワード

などが表示されています。
それらのおすすめ情報から、ここ最近注目が高まっているホットなトピックを確認したり、自分の興味関心に合わせてランダムに視聴するのもよいでしょう。

また、「だいふくちゃん通信」は、東京大学・大学院の在学生や卒業生がおすすめする講義動画について、紹介・説明・感想などを綴ったコラム記事です。
各自の専門分野や興味関心、時事問題などから講義動画を選んでおり、記事そのものが読み応えある内容となっています。
ぜひ、ご一読ください。

東大TV

次に、東大TVを見てみましょう!
東大TVでは、授業ひとコマ分が収録されているUTokyo OCWに比べ、1本1本の動画が1時間以内の短いものがたくさんあります。

下記のリンクをクリックするか、Web上で「東大TV」で検索してください。

  東大TV:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/

東大TVのマスコット「ぴぴり」です

トップ画面から、分野や講師名などの分類を頼りに動画を検索する方法は、UTokyo OCWと全く同じです。
東大TVでは「講義」ではなく、講演会や模擬授業の1つ1つを「イベント」と呼んでいます。

人気の動画」では、アクセス数の多い動画・最近アクセス数が多くなってきている動画などを掲載しています。
まずは、そこから興味深い動画を見てみるのも良いでしょう。
最近話題になっているトピックや社会問題などについて、疑問に思っていたことや、もっと詳しく知りたいと思っていたことの答えが、見つかるかもしれません。

東大TVには、小学生・中学生・高校生が楽しめるコンテンツが多く掲載されています。
例えば、2015年度に工学部が主催した「工学部 テクノサイエンスカフェ 第21回 宇宙へ飛び出そう!」では、元宇宙飛行士の方のお話を聞いたり、子どもたちがワークショップに参加したりする様子が収録されています。

タグから探す」の「中高校生向け」「小学生向け」「オープンキャンパス」などのタグから、10代の方々でも楽しめる動画を見つけることができます。

特集」では、「ぴぴりのイチ推し!」と題して、同じく学生サポーターがおすすめ講義を紹介する記事を掲載しています。

UTokyo MOOC

2023年現在、東京大学がコースを提供しているプラットフォームは、edXとCourseraの2箇所です。

東京大学が現在どのようなコースを提供しているか知りたい場合は、下記ページをご覧いただくと、素早く一望することができます。

  大規模オンライン公開講座(MOOC)https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/society/visit-lectures/mooc.html

トップページのメニューから、「講座を探す」をクリックします。

分野やプラットフォームから絞り込みをする機能があります。

ここでは、例として「教育」を選択して、検索してみました。
その結果、1件、「Coursera」で受講できる講座があることが分かります。

受講したい人は、「Courseraで受講する」をクリックしましょう。

edXやCourseraでは、コンテンツを閲覧するためには、事前に初期登録をする必要があります。
まずはアカウントを作成しましょう。

いずれのプラットフォームにおいても、下記のような特色があります。

  • プラットフォームそのものへの登録(アカウント作成)は無料です。
  • コースは英語で提供されています。
  • 履修登録開始のボタンを押したからといって、必ずしも期間中に修了しなければならないわけではありません。課題を提出せずに資料としてコンテンツのみを閲覧するという活用も可能です。設定された開講期間後であっても、コンテンツが公開されている限りは閲覧可能です。

東京大学のコースに限定せず、様々なコースを検索したいという方。
MOOCには、edXとCousera以外にも様々なプラットフォームが存在します。
それぞれのプラットフォームのホーム画面から検索しましょう。
多くのプラットフォームは国際的なものであるため、英語でのコースが主流です。
日本語で提供されているコースをお探しの場合は、JMOOCなど、日本語に特化したプラットフォームをご覧になることをおすすめします。

  JMOOCの詳細:https://www.jmooc.jp/about/

UTokyo OEで横断検索!

さてさて。
今まで紹介したような、東京大学が提供するOERのコンテンツを、サービスの垣根を超えて横断的に検索できるのが、このサイト「UTokyo Online Education」です。

  UTokyo Online Education:https://oe.he.u-tokyo.ac.jp/

トップ画面からキーワードなどを元に絞り込み検索をすることができます。ぜひご活用ください。


〈執筆協力:中條 麟太郎・竹村 直也(学生サポーター)〉

Online Education

みなさん、こんにちは。
UTokyo OE(UTokyo Online Education)スタッフです。

さて、「東京大学が公開するオンライン教育コンテンツ = UTokyo Online Educationのコンテンツを横断検索することができる」というのが、当サイトの役割です。

しかし、そもそもオンライン教育コンテンツとはどういうものなのでしょうか?

まず、皆さんも今やすっかり馴染んだ「オンライン教育」。
2020年の新型コロナウイルス感染拡大を受けて、世界中で急速に普及しました。
テレビ会議システムを用いたオンライン授業、録画されたオンデマンド授業などは、その一例です。
同じ教室にいなくても、遠隔で、講義資料の共有やディスカッションが行われます。

しかし、今ほどの認知度や重要性はなかったものの、「遠隔教育」の歴史は、実は古いのです。
通信教育やラジオ教育などを使って遠くに教育を届ける工夫は、19世紀ごろから存在していました。

そして、ICT技術を活用した教育のオンライン化を発展させようという運動も、1990年代にインターネットが始まって以降、ずっと存在しています。
特に2000年代以降、欧米を中心に、様々な試みが活発に行われてきました。その代表例として、Moodleなどの学習管理システム(LMS)やオンライン教材の開発・利用が挙げられます。

さて、このコラムでは、そのような取り組みの中でも、UTokyo Online Educaitionのように、誰もが自由にアクセス・利用できる「オープン教育資源(OER:Open Education Resources)」を紹介したいと思います。

(※ OERとそれを取り巻く環境は社会情勢や技術とともに変容を続けており、特に提供元の方針・プラットフォームやサービスの形態・Webサイトのビジュアルなどは執筆時と異なっている可能性があります。必要に応じてご自身で最新情報をご確認ください。)

Open Educational Resources(OER)とは?

OERの定義

UNESCO(ユネスコ、国際連合教育科学文化機関)は、「Open Educational Resources」(以下:OER)を次のように定義しています。

  1. オープン教育資源(OER)とは、パブリック・ドメインとなった、又はオープンライセンスの下で公開されている著作権のあるあらゆる形式及び媒体の学習、教育及び研究の資料であって、他の者による無料のアクセス、再使用、別の目的のための再利用、改訂及び再配布を認めるものをいう。
  2. オープンライセンスとは、著作権者の知的所有権を尊重し、並びに公衆に教材を再使用し、別の目的のために再利用し、改訂し、及び再配布し、並びに教材にアクセスする権利を付与する許可を与えるライセンスをいう。
  3. 情報通信技術(ICT)は、OERへの効果的、衡平な及び包摂的なアクセス並びにOERの使用、改訂及び再配布にとって多大な可能性を提供する。ICTは、OERが全ての者(障害者及び疎外された集団又は不利な立場にある集団の個人を含む。)にとって、時及び場所のいかんを問わずアクセス可能なものとなる可能性をもたらし得る。ICTは、個々の学習者のニーズを満たし、及びジェンダー平等を効果的に促進することを助長し、並びに革新的な教育学的、教訓的、及び方法論的な取組を奨励し得る。
  4. この勧告における学校部門、ノンフォーマル部門及び(適当な場合には)インフォーマル部門における利害関係者には、教員、教育者、学習者、政府機関、父母、教育の提供者及び教育機関、教育支援要員、教員研修指導者、教育政策立案者、文化施設(図書館、公文書館、博物館等)及びその利用者、情報通信技術(ICT)基盤の提供者、研究者、研究機関、市民社会組織(職業団体及び学生団体を含む。)、出版業者、公的及び民間部門、政府間機関、著作権者及び著作者、メディア団体及び放送団体並びに資金供与団体を含む。

引用:UNESCO「Recommendation on Open Educational Resources (OER)|オープン教育資源(OER)に関する勧告(文部科学省による仮訳)」より「1. Definition and Scope|1 定義及び適用範囲」(2019年)

つまりOERってどういうもの?

ちょっと、ややこしいですね。

簡単にまとめると、OERとは、「より多くの人が無償でアクセス・利用・改変して再利用もできるように共有された教育資源」のことをさします。
ここでいう「教育資源」とは、一般的に想起される教科書や参考書だけでなく、講義そのものの動画・シラバス・スライド資料・研究結果のデータなど、教育・学習の材料となるあらゆるものが該当します。

OERが出現する前は、講義や、そこで配布される講義資料は、多くの場合、特定機関の構成員に限定的に共有されることが前提となっていました。
分かりやすく言うと、例えば、「東京大学のA教授が開講している授業を受けることや、教室で配布するプリントを手に入れることができるのは、東京大学に所属してA教授の授業を履修している人だけ」というのが当たり前でした。

しかし、A教授が、それらの資料をOERとしてWeb上で一般公開したら……? 
他大学の学生でも、また、たとえ子どもや社会人でも、入院治療中の人でも、遠く離れた外国にいる人でも、誰もが(インターネット環境さえあれば)いつでも無償で閲覧することが可能となるのです。

また、OERは、ただ受講者として閲覧して学習するだけでなく、基本的には改訂や再配布が認められているため、自分の発表学習の一部に引用したり、他の教員が自分の授業の教材の一部として活用することも可能です。

このように、世界中に向けて「知」を開放することは、収入・年齢・障害の有無・学習環境など、様々な要因で教育へのアクセスが困難な人々に学習のチャンスを提供する役割を果たしています。
それだけではなく、さらに、持続的に多くの人々に「知」が共有され、それらが循環することによって、新たな「知」を生むことにも繋がっていくでしょう。

そして、UNESCOが4番目の項目で言及しているように、これらの教育資源を広く世界に行き渡らせる手段として、Webサイトや学習管理システム(LMS)などのプラットフォームはもちろん、インターネットなどの通信技術の存在が欠かせません。

オンライン教育の需要が世界的に高まった昨今、OERは、ますますの普及と発展が期待される分野といえるでしょう。

大学がOERを提供する理由とは?

歴史的な経緯

高等教育機関の1つである大学がOERを公開する活動は、2000年前後から始まりました。
特に、2001年にマサチューセッツ工科大学(以下MITと呼ぶ)が「MIT OpenCourseWare」を始めたことが、大きなきっかけとなりました。
MITで開講されているコースの講義動画・講義資料・講義情報などを、Webサイトで大々的に公開し始めたのです。

90年代にコンピューターが普及し始めた頃から、教員や研究者が、個人でブログやWebサイトを作成して、自作の教材を無償公開することは一般的に行われていました。
OCW(Open Course Ware)は、「大学が主体となって、公式に教材提供のプラットフォームを用意する」という点で大変画期的でした。

このような取り組みが、アメリカ合衆国、やがては世界中に広まりました。
日本では、2005年以降、いくつかの主要な大学が賛同して、実施を開始しました。(参照:https://oejapan.org/history

どんな目的や意義があるの?

「学費を払って学校に所属している学生」以外の人たちに授業を見せることについては、当然、疑問の声が上がったり、議論になったりすることがあります。

OERの公開は、どちかというと、実利的な面よりも、大学の指針やミッションなどと照らして、「知の開放と共有」「教育格差の是正」など、高い理念の側面から発足しています。
MITでは、大学のミッションと合致していたため、OCWの立ち上げは自然に受け入れられたそうです。

大学には、授業料を支払う学生に高度な教育を施して優秀な卒業生を社会に送り出すという機能があります。
しかし、大学は、学びを提供する場であると同時に、研究機関でもあり、資料・人材の宝庫でもあります。
そのような場から、結集された高度な知を機関の外に開放・共有する)という新しい形で、社会に貢献する、と考えることもできるでしょう。

そこで多くの場合、これらの取り組みは、基本的には非営利で運営されています。
(一部、持続的な運営に必要な資金を、寄附金や少額の収益によって得ている事業や大学もあります。)

東大のオンライン教育コンテンツを紹介します

東京大学もまた、積極的にOERを提供しています。
当サイトで横断検索できる3つの教育コンテンツ

  • UTokyo OCW
  • 東大TV
  • UTokyo MOOC

について、それぞれのアクセス方法や特色を紹介します。

UTokyo OCW

そもそも、OCWとは何でしょうか?

OCWは、Open Course Ware(オープンコースウェア)の略称
大学や大学院が提供する講義と、関連する情報や資料をインターネット上で無償で公開する活動です。
多くは、講義動画やスライドなどの授業資料を閲覧できるWebサイトの形を取ります。

オープンエデュケーションコンソーシアムでは「a free and open digital publication of high quality college and university‐level educational materials.(大学レベルの上質な教材をデジタルで無償公開したもの)」と定義されており、日本ではオープンエデュケーション・ジャパンが「大学や大学院などの高等教育機関で正規に提供された教材」と定義しています。

先の章でも紹介したように、米国のMITで最初に考案されて始まった取り組みであり、現在では世界中の様々な大学がOCWを提供しています。
日本国内では、現在、10を超える主要な大学がオープンエデュケーション・ジャパン(旧・日本オープンコースウェアコンソーシアム)に加盟しています。(2023年現在)

インターネット上で、「興味のある大学の名前」+「opencourseware/ocw」を入力して検索してみると良いでしょう。
オープンエデュケーション・ジャパンに加盟していない大学でもOCWまたはそれに近い形で、講義動画の公開を実施しているところがあるため、検索してみてください。

では、ここで東京大学のOCWを紹介します。

  UTokyo OCW:https://ocw.u-tokyo.ac.jp/about/

このコラムを読んでいる方々の中には、すでにご覧くださっている方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

東京大学もオープンエデュケーション・ジャパンに加盟しており、日本国内では比較的早い時期からOCWの公開をスタートさせました。
理系・文系を問わず、幅広い分野のコンテンツを豊かに有しています。

UTokyo OCWは、完全にオープンなWebサイトの形を取っています。
したがって、閲覧するためには、アカウントを作成して会員登録する必要はなく、ログインを求められることはありません。
もちろん視聴料を払う必要もありません。
全てのページ・全ての動画や資料に、自由にアクセスすることができます。

東京大学の正規の講義(当該教育機関に籍を置く学生が単位を取得するために履修するコース)を公開しています。
多くのコースは10回〜13回の授業で構成されています。
学期を通して1つの事柄を学ぶ性質のコースもあれば、オムニバス形式のものもあります。
1本の動画の長さは90〜120分程度と、比較的長めです。

専門性の高いものから、分かりやすい入門編のようなものまで、普段、現役東大生が受講している授業とほぼ同じ内容を存分に楽しむことができます。
(※著作権や肖像権保護の観点から、動画や資料には部分的な削除などの編集を施しています、ご了承ください。)

講義を検索する際は、分野ごと・講師ごと・人気順などの分類に従って、条件を絞って探すことができます。

また、「だいふくちゃん通信」では、東京大学の学生が執筆した講義の紹介ブログ記事を読むことができます。
視聴する動画を選ぶ際など、ぜひ参考にしてください。

東大TV

OCWの他に、もうひとつ「東大TV」というWebサイトがあります。

  東大TV:https://tv.he.u-tokyo.ac.jp/

東大TVでは、正規講義に当たらない、オープンキャンパス・高校生向けに実施されている「高校生と大学生のための金曜特別講座」・ワークショップ・シンポジウム・特別講演・外部講師による講義などを公開しています。
著名人の講演会なども豊富にあり、正規の授業とはまた一味違う、多彩な内容です。

OCW同様、会員登録等の手続きを求めないオープンなWebサイトの形式をとっています
一部に、東京大学の構成員(教職員・学生など)のみがアクセス可能な、学内の説明会・研修の動画などを含んでいます。

多くは、複数授業の連なりからなるコースの形式ではなく1回ごとに完結する単発の講義です。
動画の長さはまちまち10〜30分など短いものも存在します。

また、「ぴぴりのイチ推し!」でも「だいふくちゃん通信」同様、東京大学の学生が執筆した講義の紹介ブログ記事を連載しています。

UTokyo MOOC

まずは、MOOCについて説明します。

MOOCとは、Massive Open Online Course(大規模公開オンライン講座)の略称で、インターネット上で誰でも受講できるコース(講座)の総称です。
一般的に「ムーク」と発音され、複数のコースを表して「MOOCs(ムークス)」と表記する場合もあります。

2003年にOCWが誕生した後、新たなオープンエデュケーションの形として2008〜2012年頃に仕組みが整備され、正式に発足しました。

MOOCは、様々なプラットフォームにて提供されています
例えば、スタンフォード大学の教員によって立ち上げられたCoursera(コーセラ)や、ハーバード大学・マサチューセッツ大学が合同で立ち上げたedX(エデックス)、英国のオープン大学が立ち上げたFuture Learn、その他、Udemy、Schooなど様々なプラットフォームがあります。

これらのプラットフォームにて、大学をはじめとする様々な機関がコースを提供しており、その分野は、学術的な専門知識を得られるものから、IT・マーケティング・語学などビジネススキルに特化したものまで多岐に渡ります。
海外の有名大学や一流企業が実施する本格的な授業を受けられることが魅力の一つです。

オープンエデュケーションの理念に基づいており、インターネット環境とデバイスさえあれば誰でも学習する機会が与えられているところ、自分の興味関心に沿って自由にコンテンツを選択できるところが、OCWと共通しています。

しかし、下記のように、OCWとは異なる特徴も備えています。

  • 登録制であること:プラットフォームアカウントを作成してプラットフォームにログインし、受講したいコースに登録します。
  • 講座を受講するスタイルであること:OCWでは、自分で自由に(ランダムに)授業を選出・閲覧して学習します。MOOCでは、オンラインでの学習の全てが完了することを念頭に、 学習者が集中しやすい10-15分の長さの講義動画と視聴後の知識を試すクイズで構成されています。修了までの目安となる大まかなスケジュールと週ごとに学習に取り組む目安の時間が設定されています。
  • オンライン学習専用に制作されていること:MOOCの動画はドキュメンタリータッチの高度な編集が施されているものが多く、対面授業を撮影して配信するタイプのオンデマンド素材とは異なる特徴を持っています。
  • 自分の他にも同じ講座を受講している学習者がいること:場合によっては、同時期に受講している学習者たちとの議論・交流の場であるディスカッションフォーラムや、課題に対して講師や他の学習者からのフィードバックをもらえるピア・レビューの機能を備えており、他者とコミュニケーションを取る機会があります。
  • 有償のコンテンツが存在すること:OCW同様、MOOCも教育格差是正の理念に基づいて始まっているため、基本的には無償で受講できるコースが大半ですが、一部有償提供のものが存在します。
  • 修了という概念があること:一定の成績を収めて合格(修了)した場合、CourseraやedXでは、希望すると(有料で)修了証を発行してもらうことが可能です。就職活動や進学の際、他の資格試験の結果などと同様に、自身の強みとしてアピールすることは可能でしょう。
  • 一部の大学では、 MOOC講座の修了証獲得を卒業単位として換算しているところがあります。

完全に単独・独自で学習するよりも、

  • 他の学習者たちの存在を感じて、協力したり議論したりしながら学習したい人
  • 課題への取り組みや成績評価を受けることを通じて、知識の定着を確認したい人
  • 修了証を取得するなど、学習の達成を形に残したい人

は、MOOCのコースを受講することを検討すると良いのではないでしょうか。

上記で紹介した主要なプラットフォームのほとんどは、アメリカ・イギリス・オーストラリアなど英語圏の国の私企業が事業として展開しているので、英語がメインとなります(多言語字幕がつく講座もあります)。
「英語での受講や議論への参加はハードルが高いなぁ」と感じる方は、まず、日本の大学や機関のみがコースを提供するプラットフォームであるJMOOC(ジェイムーク)を検討してみてください!

さて、東京大学もMOOCにコースを提供しています。

東京大学は、日本初の試みとして2013年に開講し、現在までにCouseraedXのという米国発のプラットフォーム上に、27の講座を提供しています。

  UTokyo MOOC:https://mooc.he.u-tokyo.ac.jp/ja

建築・宇宙・日本文学・コンピューターグラフィックなど様々な分野で、それぞれの第一線の先生方による講義が提供されています。
オンライン学習専用に高度に編集された質の高い動画・資料が掲載されています。
ぜひ、ご活用ください。

それぞれのサービスの活用方法

より詳細な閲覧方法・活用の方法については、このサイトの別のコラム「オンライン教育コンテンツってどうやって利用するの?」で紹介します!

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!


〈執筆協力:中條 麟太郎・竹村 直也(学生サポーター)〉

Online Education

みなさん、こんにちは。
UTokyo OE(UTokyo Online Education)スタッフです。

UTokyo OE(Online Education)が提供するウェブサイト「UTokyo OCW」「東大TV」では、東京大学で公開された講義やイベントの動画・講義資料などを、数多く公開しています。

見たい動画を探す際には、ウェブサイトのトップから、興味のある学問分野や講師の名前によって検索することができます。

「そうは言われても、あまりに多くの動画があってどれから見たらいいか分からないよ!」という方にオススメの、コラム記事のコーナーがあります。

コラム記事は、東京大学の現役学生サポーター・卒業生・スタッフなどが持ち回りで執筆しており、講義動画の概要を紹介したり、執筆者が講義動画を見た感想・自身の体験談などを綴っています。

執筆するトピックは、執筆者の専攻・得意分野に基づいている場合もあれば、ご本人の純粋な興味関心・驚き・感動などから選んでいる場合も。

東京大学を、より身近に感じていただくことができる内容となっております。

「UTokyo OCW」の「だいふくちゃん通信」では、2021年から、学生サポーターの協力を得る現在のスタイルを取り入れました。

約2年間で既に100本程度の記事を公開し、SNSなどで好評をいただいております。

そして、この度、「東大TV」の方でも、同じ執筆チームによるコラムの連載を始めることになりました。

題して、「ぴぴりのイチ推し!」です。

これらのコラムを

・見る動画を選ぶ際の導入として
・ひとつの読み物として
・動画を視聴する際のヒントとして

みなさまの日々の学習にご活用いただけましたら、執筆者一同、大変うれしく思います。

UTokyo OCW「だいふくちゃん通信」

「UTokyo OCW」には、「だいふくちゃん」というマスコットキャラクターがいます。
とても可愛らしい姿に、スタッフたちからも溺愛されております。
お見知り置きを。

〇お名前:だいふくちゃん

〇お誕生日:2月9日

〇役職:広報部長

〇ストーリー:立派なふくろうになるべく、いろいろなことを勉強中。OCWめがねを拾ったことをきっかけにUTokyo OCWと出会い、その面白さにはまってしまいUTokyo OCWのスタッフのお部屋へやってきた。

スタッフも、へぇ、そうなんだ……と忘れている情報が多かったですが、改めて記憶に刻みたいと思います。

さて、我らが広報部長のお名前を冠した「だいふくちゃん通信」と、そのアクセス方法を紹介します。

「UTokyo OCW」では、東京大学が開講する正規講義(所属する学生が履修して単位をもらう通常の授業)を取り扱っています。
実際に学生・大学院生が受講している授業をご覧になりたい方、ぜひご活用ください。

まずは、「UTokyo OCW」にアクセスしましょう。

そして、画面上部のメニュー「だいふくちゃん通信/特集」からプルダウンして、「だいふくちゃん通信」を選択してください。
記事一覧が表示されます。

とはいえ、「記事もたくさんあってどれから読んだらいいか分からない!」という方は、ぜひ、こちらのページを。

【2022年度を振り返る!】だいふくちゃん通信ライターが紹介する人気記事(2023/08/23)

【2023年最も読まれた記事はどれ!?】2023年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング(2023/12/26)

学生ライターさんが、2022年、2023年にたくさん読まれた人気記事をランキング形式にまとめ、おすすめコメントとともに紹介してくれました!

東大TV「ぴぴりのイチ推し!」

東大TV」にも、「ぴぴり」というマスコットキャラクターがいます。

ゆるキャラの王道を行くだいふくちゃんのフォルムとは、また違ったおもむき。そして、既存の生き物とも違う独創的な姿(学生サポーターさんから「鳥?」と言われていましたが、空想上の生き物のようです。)

こちらも、負けず劣らず可愛がられています。

〇お名前:ぴぴり|Pipili(公募によって決まりました

〇発見日:2016年6月1日

だいふくちゃんは「お誕生日」が判明していますが、ぴぴりは「発見された日」とのことで……それぞれにいろんなドラマがありそうですね。

東大TV」で扱っているのは、東京大学で開催されるオープンキャンパス・公開講座・著名な方をゲストに迎えた講演会など、多彩な内容です。
YouTubeチャンネルとしては、登録者数11万人を超える大人気コンテンツとなっております。

こころなしか、ぴぴりの顔が誇らしげに見えます。

だいふくちゃんも、お友だちの晴れ舞台なので、よろこんでお手伝いしました。

さて、こんなに人気があり、多様で豊かなコンテンツを持つサイトですから、さらに多くのみなさんに知ってもらいたいと考え、(「UTokyo OCW」と同様に)講義やイベントをピックアップして、コラム形式で紹介することになりました。

ぴぴりが、頭のてっぺんのアンテナからみなさんに発信する、「ぴぴりのイチ推し!」です。

東大TV」にアクセスの上、「特集」からアクセスしてください。

もちろん、ぴぴりちゃんは心の中では全ての講義を「推し」ていますよ!
しかし、なにぶんたくさんのコンテンツがありますので、みなさんの動画視聴のきっかけのひとつとして参考にしていただけるよう、どんどん連載していきたいと思います。

これからも応援をよろしくお願いします!

コラムの更新情報は、公式Twitter・Facebookでも配信しています。

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記事を読んでお気に召していただけましたら、ぜひ、感想などを付けて拡散してください。
みなさまのご声援が、学生ライターの励みとなっています。

そして、Twitterでは、だいふくちゃんとぴぴりがお仕事したり遊んだりしている姿も、ときどき登場しますよ!

2人がイラストになって登場する栞(しおり)もご好評をいただいており、引き続き、東京大学本郷キャンパスの「コミュニケーションセンター」(東京大学本郷キャンパス赤門から入ってすぐ横です)・生協・図書館などで配布中です。

  • 横断検索サイトだから、「横断歩道」を渡っております。
  • 4枚集めると、「あの有名な横断歩道」にそっくりな横断歩道が完成します。

ぜひ、入手してください!

大変好評で、すでに30,000枚近く配布されているのですが、在庫が無い場合もございます。あらかじめご了承ください。(みなさんがしおりに出会えることを祈っています。)

それでは、引き続き、UTokyo OEをお楽しみくださいませ。

Online Education

UTokyo Online Educationのしおりを無料配布中!

こんにちは。UTokyo Online Educationスタッフです。

このたび、UTokyo Online Educationの取り組みを紹介するしおりを作成しました。

本サイトを筆頭に、UTokyo OCW東大TVUTokyo MOOCのロゴ・マスコットキャラクターをあしらった栞となっています。

ぜひ、お手に取ってみてください。

栞の配布場所

現在、東京大学コミュニケーションセンター(本郷キャンパス内)にて配布中です。

東京大学コミュニケーションセンターは、大学の研究成果を活用した商品や、大学にゆかりのあるモチーフをデザインした様々な商品を販売しているショップです。

他の場所でも配布を予定しています。配布場所が決定しましたら、追ってお知らせします。

※栞は配布予定数量に達し次第終了する場合があります。

Online Education

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